2005年07月08日

定食の漬物のような存在

天使の施し
通常魔法 BE2-JP095
デッキからカードを3枚ドローし、その後手札からカードを2枚捨てる。

まあ、どこからどう考えても強いカードですね。
普通に使っても、単純に手札の入れ替えが出来ますし、キラスネや深淵の暗殺者なんかが手札にあった時は、その脅威は強欲な壷以上のものがあります。
一度、禁止カードにも足を突っ込んだ経緯のあるこのカードは、その強さから必須カードの一員に選ばれています。

「入れた方がいい」なんて言いません。
「持っているなら入れなさい」・・・というより「持っていないなら、あらゆる手を使っても手に入れなさい」。
それだけの価値のあるカードです。

と、前置きはここまで。
こんな強力なカードが、果たして強いかどうかなんて不毛な問いは今更不要です。
誰もが当然のようにデッキに突っ込んでいるからこそ、今考えていきたいのはその「使いどころ」。
そのタイミング一つで、デュエルの流れは大きく変わってしまうのです。

大きく別けて、天使の施しの使いどころは2つ。
「手札に来たら、即使う」か「手札である程度温存してから使う」か、です。

これは、どちらも一長一短。
一概にどちらがいいとは言えません。
出来れば、キラースネークや上級モンスター等を落としたいので、それらのモンスターが来てから使いたいところ。
とは言え、変に温存していたずら好きな双子悪魔なんかで落とされたら、それこそサレンダーものです。
温存するということは、相手が精霊の鏡をセットするチャンスも増えるわけで、危険が増えるのです。

つまり、分かりやすく言うとこういうこと。
「即使う」→天使の施しに依存しない、ある程度妥協したプレイング。
「温存」→天使の施しで勝負をかける、ハイリスクハイリターンなプレイング。
これを念頭においた上で、自分のデッキやプレイングを振り返って使い方を検討してもいいかもしれません。
キラースネークが入っていないデッキなら前者、暗殺者サイクルに依存しているデッキなら後者、という感じでねw

とは言え、いくらデッキスタイルがどうであったとしても、上記の使い方は統計的に見てそうだというだけで、必ずその通りに使うことが正解になるとは限りません。
どんな状況でも、それに応じたプレイングで最良の選択をしてこそ、上級者と呼べます。
「ただ強いカード」で終わるのか、「勝ちに繋げるカード」になるのか、それはあなた次第ですよ?

(ちなみにシルビアは未だ前者ですw)
posted by シルビア at 02:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 遊戯王(プレイング理論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月22日

コスプレ第2弾

好評につき(?)第2弾です。

遊戯王等のカードゲームは対人戦である為、戦闘自体はフィールドで行われていても、それを操るのは他でもない人間です。
当然ですねwカードは人間の頭で考えた結論に従って、場に展開されるわけですから。

では、その人間を操るのは一体何でしょうか?
それは「心理」・・・頭の中で考えを巡らせて最良の手を探し、それをプレイするまでの経過です。
つまり、人は考えなしにはカードをプレイ出来ず当然勝つことなど出来ません。
そこを突いてやろうというのが、狡いプレイング・・・コスプレです。

狡いプレイングそのC
『三味線』
分かりやすく言うと、嘘です。
ルールで公開情報とされているものに関しての嘘は反則となりますが、それ以外のものについては特に制限をされていません。
例えば、自分の場に精霊の鏡が伏せてある状態で、相手が聖なる魔術師を反転した時。
もし、そんな場面で相手がサイクロンと天使の施しのどちらを回収しようか迷っていたとしたら・・・?
自分としては天使の施しを回収して欲しいわけですが、ストレートに「施しを回収して」等と言っては相手が怪しがるかもしれません。
そんな場合はこう言いましょう。

「やっぱり聖なる魔術師とドロー系のコンボは強いですね」

この一言で、相手は恐らく天使の施しを回収するはずです。
そして、回収した天使の施しを発動したら、笑顔で精霊の鏡を反転してあげましょう。
三味線の基本は「怪しまれない程度に、確実に」です。

狡いプレイングそのD
『スローダウン』
フリーデュエルと違って、公式大会では制限時間というものがあります。
これは大会を円滑に進行する為のものであり、いかなる状況においても制限時間を越えてデュエルを続けることは出来ません。
制限時間が終わった時点で、勝利数の高い方が勝利者となり、同じ場合はライフポイントで決定します。
つまり、相手の手札が20枚、場に開闢とショッカーがいて、自分の手札を場が0であったとしても、ライフポイントで勝っていればこちらの勝利になるのです。
ならば利用しない手はありませんよね?

横目で時計をチラチラ見つつ、相手と自分の墓地を相互に確認して時間を稼ぐのです。
あまりやりすぎると注意をくらいますので節度を守る必要はありますが、自分の手札が1枚でもある場合なら相手はそう不審には思わないでしょう。
ただ、これはお互いにストレスの溜まるプレイでもありますので、どうしようもない場合を除いてはあまりオススメ出来ませんが・・・w

狡いプレイングそのE
『透視』
超能力を使えというわけではありませんw
例えば、スピリットモンスターやキラースネーク等、相手の手札に戻るモンスターやサーチ、回収したカードについて。
これらは一般的に相手に有利に働くカードですが、逆にそれを利用するプレイングがあります。
相手の手札に加わるということは、相手の手札が1枚見えているということ。

手札に入ったカードの場所さえ覚えておけば、相手のプレイが手に取るようにわかります。
例えば、キラースネークを伏せたということは、手札にモンスターがいる可能性が低いということ。
月読命を伏せた場合もまた同様です。

また、いたずら好きな双子悪魔や首領ザルーグの効果を使う際も、相手の手札の場所を覚えておくことでキラースネークを避けたり、ピンポイントで嫌なカードを落としたりすることも可能。
クリッターが復活し、聖なる魔術師や月読命が全盛期の今、透視は確実に非常に有効なプレイングです。


ルールの穴や相手のプレイングの癖を突くことは、遊戯王の世界では必須テクニック。
どんなに強力なカードも、その穴をつくことで紙同然になるとしたらこのテクニック、身につけてみたいとは思いませんか?
posted by シルビア at 01:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 遊戯王(プレイング理論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月26日

3ターン目の護封剣理論

正確には、「相手の3ターン目の護封剣を前にした時に、自分が除去カードを引いた場合の理論」です。
無駄に長いなぁ・・・と書いた後で自己嫌悪w

羽箒が禁止、サイクロンが制限となったことで、スタンデッキの魔法除去能力は著しく低下しました。
それにあやかり、今までは見向きもされなかった護封剣が過去の栄光を取り戻すかのようにデッキ採用率を上げることに。
除去されなければ、3ターンの間自分だけ攻撃されない護封剣ほど便りになる壁はありません。
ただそれでも、護封剣は厳密にはアド−1なので、余程のピンチを除けば使う価値は低いと思われます。
ケースバイケースなので、必ずしもそうとは限りませんが、普通に殴り合っている状況ならモンスターを破壊出来る炸裂装甲等の方がいいでしょうね。

しかしながら・・・です。
何気に護封剣と相性がいいコンボが存在するんです。
それが聖なる魔術師+月読命。
護封剣を張られている状況で聖なる魔術師をクルクルされて、壷や施しを回収されてデッキもクルクルされたら、ぶっちゃけ自分のデッキに手を乗せたくなります。

そんなコンボも相まって、現環境ではかなりの脅威となっている護封剣。
そのうざさといったら発狂ものなので、発動されたターンにサイクロンが手札にあったら迷わず使うのが賢明でしょう。
相手に流れが移る前に、手を打って置いた方が得策だと考えられるからです。

問題となるのは、護封剣最後のターンに除去カードを引いた時。
どうせ、放っておけば勝手に破壊されるわけですが・・・ここで我慢すると攻撃の手が遅れます。
また相手の次のドローが、早すぎた埋葬や洗脳なら、攻撃して発動出来ないライフに持っていった方がいいでしょうが、強奪なら除去カードで確実に仕留めるべきです。
もし、相手の墓地に何れのカードも存在しなかったら・・・。
アドを取るか、ダメージを取るか・・・。
速攻性を取るか、慎重に行くか・・・。

結論から入れば、この葛藤に正解はありません。
ならば、こんなお題を投げかけるなと言われそうですが、全くその通りですw
ただ、敢えてベターな解答を出すとすれば、それは「破壊しない」ことでしょう。

相手が護封剣を発動している時点で有利なのは恐らく自分。
ならば、有利なアドやライフを活かして、無理をせずに確実に仕留めるのが最良の手だと思います。

とは言え、結局はその時々の状況に応じて最良の手を打つのが一番。
刻一刻と変化するデュエル展開に柔軟に対応出来るデュエリストこそが、きっと最後の勝者となるのでしょうねw
posted by シルビア at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 遊戯王(プレイング理論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月11日

略してコスプレw

遊戯王は心理戦です。
勿論、引きやデッキ構築による部分もありますが、それだけでは勝てません。
(鬼引きすれば別ですが・・・)
デュエルで勝利する為には、相手の裏をかくプレイングが必要となります。
今回は、その一部を紹介しましょう。

狡いプレイングその@
『フェイズ巻き戻し』
以前にも、ちらっと話したことがありますね。
これは、フェイズ宣言をしない相手と当たった時に有効なテクニック。
相手が、モンスターを生贄にサイコ・ショッカー等を召還した時、フェイズ宣言をしていないことに異議を唱えて、スタンバイフェイズまで巻き戻して、生贄に破壊輪なりサンダー・ブレイクなりを使って、相手の計算を狂わせようというのがこれw
相手の手札が少ない時ほど有効なテクニックです。
また、これを応用すればマインドクラッシュや、威嚇する咆哮、和睦の使者等にも使うことが出来ます。
汚さ故に、あまり好まれないテクニックではありますが、大会で勝つ為には必須でしょうね。

狡いプレイングそのA
『ブラフ』
例えば、先攻で初期手札がブレイカー、イグザ、聖なる魔術師、抹殺の使徒、破壊輪、激流葬だった場合・・・あなたならどうしますか?
イグザ攻撃表示、破壊輪セットでターンエンド・・・と考えてしまいがちですが、ちょっと待ってください。
相手の初期手札に、大嵐やサイクロンがあった場合、せっかくの破壊輪が無駄になってしまいますよ。
そういった状況を警戒して、相手の手札がわからない序盤では、除去系の罠は伏せない方が無難。

上のようなケースの場合は抹殺の使徒を伏せましょう。
相手が抹殺の使徒を除去すれば、以後に伏せる罠が破壊される確率が大幅に下がります。
また、仮に除去しなかったとすれば、恐らく手札に除去が無いということ・・・。
この場合もまた、罠が伏せやすくなりますね。

ちなみに・・・上のケースの場合、イグザを裏でセットするのもブラフの1つ。
後々伏せることになるであろう聖なる魔術師にピンポイントで抹殺の使徒を打たれないように、先に使わせてしまおうというのです。
相手の手札に抹殺の使徒があった場合、次のターンにダメージを受けてしまう可能性は高いですが、デュエル序盤のダメージは大した問題ではないはず。
聖なる魔術師に使われるよりは、全然マシですね。

狡いプレイングそのB
『墓地確認は相手の墓地から』
墓地を確認する行為は、相手に自分の手札がばれる危険を伴います。
このリスクを少しでも軽減するテクニックがこれ。
人間の心理上、相手は自分の墓地を確認されるととても気にするはず・・・。
「どうして俺の墓地を確認しているんだ?」・・・普通はこう考えるでしょうね。
相手の脳裏が?マークで埋まっている間にささっと、自分の墓地も確認してしまいましょう。
勿論、間違えても「光モンスターが足りない・・・」とか言わないようにw
そうそう、墓地は確認する必要の無い時も度々確認しておいた方が、相手の裏をかきやすいですよ?

上級者になればなるほど心理攻撃をうまく使ってくるもの。
カードの効果だけに頼って勝っているうちは、まだまだ初心者です。
上手いプレイングとは、カードの能力を最大限に活かすこと、そして相手の心理を最大限に利用することなのです。
posted by シルビア at 00:08| Comment(4) | TrackBack(1) | 遊戯王(プレイング理論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月05日

国産鶏100%

チキン(名詞)
臆病者の俗称。
臆病(名詞)
気が弱く、ささいな事をもこわがって、びくびく・すること(さま)。

チキン・・・何とも情けない言葉ですね。
しかし、遊戯王ではそんなチキンプレイこそが、勝利へ導くプレイングである言っても過言では
ありません。

勿論、局面によって著しく展開が変わるデュエルにおいて、最高のプレイングを議論することは
愚問かもしれません。
相手の手札、デッキ、思考が完全にわからない以上、最高のプレイングなど出来るはずもなく、考えれば考えるほどドツボにはまります。

私が言いたいのは、「最高のプレイング」ではなく「より良いプレイング」ということ。
その為に、自分の被害を最小限に抑えようとするプレイング・・・それがチキンプレイなのです。

例えば、こんなケース・・・。
相手LP 2500
手札1枚
魔法罠 伏せ1枚 モンスター 伏せ1枚

自分LP 4000
手札 天使の施し
魔法罠 なし モンスター 開闢 ケイローン

この場合、圧倒的に有利と言えるのは自分であり、相手は苦し紛れにカードを伏せざるを得なかったと思われます。
こういったケースの時は、相手の伏せカードは抹殺の使徒等のブラフの可能性も多く、そのまま押しても問題なく勝てる場合も多いでしょう。

とりあえず、勝利を確信して、天使の施しを使ってから・・・と思ってしまうかもしれません。
しかし、考えてみてください。
もし、伏せカードがミラーフォースだったら・・・。
もし、伏せモンスターがサイバーポッドだったら・・・。

たった1つのプレイングで形勢は大きく変わってしまいます。
そのまま、相手の流れに押されて負けてしまうかもしれません。
チキンの私には、そんな博打性の高い攻撃宣言は出来かねますww
そこで、傍から見ればため息が出るようなチキンプレイに走るわけですねw

この場合の「チキンプレイ」は、ケイローン効果で天使の施しをコストとして伏せ魔法罠を破壊、その後で開闢を守備表示にして伏せモンスターを除外、バトルフェイズに入ってケイローンで攻撃!です。

その際、相手の伏せカードによってはがっかりするかもしれません。
しかし、それは結果論・・・。
想定出来る範囲の、最悪の事態に比べれば十分マシと言えるはずです。
上のケースでも、そのままの流れでいけば、次のターンで勝てるでしょうしねw

まあ、それでも「俺にはそんなかっこ悪いプレイングは出来ない!」とか、「伏せなんて気にしてたら、勝てるものも勝てなくなる」とか、はたまた「俺には伏せカードが見える!!」とかといった方々は、私のようなチキンには出来ないような豪快で過激で優雅なデュエルをしてくださいw
相手の伏せカードが全てミラーフォースに見えるチキンの私は、今後も開闢は守備表示で頑張っていきたいと思いますww
posted by シルビア at 00:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 遊戯王(プレイング理論) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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