2005年07月25日

それだけはご勘弁を!!

押収
通常魔法 BE1-JP023
1000ライフポイントを払う。
相手の手札を確認し、その中からカードを1枚選択して墓地に捨てる。

次の禁止改定で、最も戻ってくる可能性が濃厚なカードの1枚。
いたずら好きな双子悪魔をこのままコナミ様が放置するとも思えないので、入れ替えに復帰する可能性はかなり高いと思います。
そこで、少々先走り気味ですが、このカードが戻ってきた場合に備えて考察してみましょう。

遊戯王の世界では、1000ライフ=カード1枚という暗黙の了解が定着しています。
押収の効果は1000ライフを払って、相手の手札を1枚選択して落とす効果。
但し、押収自体に1枚カードを割いている為、実際のコストは手札1枚+1000ライフということになります。
これらは厳密に言うと少々語弊を招く表現ですが、今回は以上の定義を強引に押し通しますので、了承のほどお願いします。

押収自体は発動した時点で、手札のカードとしての価値は無くなるので、1000ライフの価値と計算しましょう。
つまり、押収の発動には2000ライフの損失があると考えてみます。
ここから単純に考えれば、相手の手札の最も強いカード+手札を覗く効果が2000ライフの価値と見合うか、という疑問に達します。

まず、先にも述べたように、基本的なカード1枚の価値は1000ライフです。
ということは、相手の手札が限りなく少ない場合を除いて、最も強い手札の価値>1000ライフということになります。
しかし、手札の価値はデッキやその時点の手札によって、大きく変動するもので、キーカードを落とした場合は2000ライフ以上の効果も優に期待出来ますが、一般的なスタンデッキに対しての場合はカードを落とす効果だけで元を取れるとは考えにくいです。
大会の決勝戦でスタンデッキのミラーマッチが度々見られることを考慮すれば、押収の手札を落とす効果はそこまで大きな価値は無いと思われます。

そこで、気になるのがもう1つの効果。
相手の手札を見る効果です。
上級者にとってみれば、相手の手札が確認出来るということは=それ相応の対策が可能になるということ。
例えばミラーフォースが手札にあればサイクロンやブレイカーで破壊出来ますし、クリッターが手札にあれば増援で異次元の女戦士をサーチすることも出来ます。
全てに対応出来るわけではないにしても、その先の展開が何となく読めるということは、相手よりも圧倒的に優位に立っている証拠。
ブラフや駆け引き、プレイングミスの観点からも、この効果は非常に大きいと考えられます。

また、手札を確認出来るということは、単に数ターンの手を見破れるという以外にも、間接的にではありますがデッキコンセプトを知ることにも繋がります。
これは、ファンデッキに対して大きなダメージを与えることになり、あらゆるデッキに対して死角を無くすことにもなります。

以上より総合して考えるに、押収の効果は多くの場合「損失を補って余りある、極悪な効果」という結論に達します。

しかし、それならば何故今押収を戻すことが模索されるのでしょう?
ここまで極悪な効果なら、双子悪魔を残しておいた方がまだマシなのでは?

一見すると、確かにそう考えてしまいそうですが、押収には大きな落とし穴があります。
それは「連続して使う場合の発展性が乏しい」こと。

押収の、相手の手札を確認する効果は、不明な相手の手札の枚数が多ければ多いほど、その効果が甚大となります。
これは逆に、相手の手札の大部分を知っている状況では、そのメリットがかき消されるということです。
押収の手札を落とす効果自体は、先ほど話したように1000〜2000ライフ程度の効果。
双子悪魔と違って、聖なる魔術師等で連続して使ったにしても、勝負を決定付ける要因にはなりにくいのです。

聖なる魔術師ブースト全盛期の今、簡単にアドを取れるカードからある程度リスクのあるカードにシフトするのは、コナミ様としても苦渋の策なのではないでしょうか?
まあ、個人的な希望としては、手札操作系はどれも永久追放して欲しいですけどねw
posted by シルビア at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 遊戯王(カード考察) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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