コナミが初めて禁止カードに手をつけたのが、2004年3月。
それから現在に至るまで、2回に渡って禁止カードが改定され、それに伴い制限カード枠も大きく動きました。
それでは、その背景に見えるコナミの真意とは何でしょうか?
今日は私の勝手な妄想による、禁止カード制定の舞台裏を話してみます。
2004年3月初めて禁止カードが動いた時に禁止カードに制定されたカードは10枚でした。
それらは、ほぼ全てにおいて一線級壊れカードと言われ、デュエルのバランスを壊すどころかやる気を削ぐようなものばかりでした。
例えばサンダーボルトやハーピィの羽箒等、1:多数の取り引きを必要以上にデッキに取り込むと、戦略性が薄れただの引きゲーになってしまいます。
要は、引ければ勝ち、引けなければ負けという運の要素の強い環境から脱する為に、恐らくこの10枚は制定されたのでしょう。
今更ながら考えてみれば、禁止に制定されたカードはほぼ全てにそういった要素が含まれていますね。
そして半年後の9月。
禁止カードが動いてから、最も波乱の大きかった制定は恐らくこの時ではないでしょうか?
ブラックホールの禁止、激流葬の制限等から見られる大型破壊兵器の一斉排除。
ウィッチ、クリッターの禁止による、サーチ性能の低下。
天使の施しの禁止、第六感の制限からはドロー速度の低下が見られます。
どうやらこの時の禁止、制限カードからは主にデュエルスピードの低下を目的とする意志があるようです。
この9月を期に、1:多数という一発逆転要素はほとんど消えたことになり、アドの重要性が増して緻密な戦略が求められるようになりました。
お子様はお断り的なゲームになったのも、この時と言えますねw
更に時は流れて、今年の3月。
前回の前科がある為、緊張した面持ちで恐る恐る禁止カードの蓋を開けてみると、そこには意外な結末が待っていました。
禁止になるだろうと言われていた、開闢さんはご健在。
その代わりに目を付けられたのは、1キル部隊でした。
サイエンカタパの片割れは当然として、罠ターボの鍵であるマキュラから、まさかの裁定のエルマまで。
結果として、残された1キルはラストバトルと現世と冥界の逆転くらいになってしまいました。
これらは恐らくコナミからの、素直に戦って勝ってくれという嘆きが具現化したものでしょうww
加えて、この時の制定ではもう一つ・・・大量ドローも目を付けられたようです。
悪夢の蜃気楼、第六感、苦渋の選択(厳密にはドローでは無いが、似たようなもの)は一斉排除され、やりくり非常食も地味に準制限という裁定をくらいました。
これによって、ほぼ完全に運ゲーから脱した遊戯王は、もはや壊れゲーとは言えなくなりましたね。
しかし、度重なる禁止カードの制定によって、デュエルスピードがあまりに遅くなってしまったが為に、スケープゴート+突然変異+月読命という新たな壊れコンボが生まれてしまいました。
さすがに1デュエルが長引き過ぎている現環境を考慮して、恐らくですが次の禁止改定ではデュエルの高速化が図られるのではないでしょうか?
これ以上デュエルスピードが遅くなると、マッチが時間内に終わらなくなる事態が頻繁に起こりそうですしw
新制限予想としては、スケープゴートの制限はほぼ確定として、突然変異もひょっとすると・・・ってこともあるかもしれません。
スケープゴート対策にサイクロンが準制限辺りまで復帰ということもありそうですね。
ん?・・・でもデュエルの高速化が図られるということは開闢は放置・・・?
カオスソーサラーというバランスの取れた下位互換もいることですし、個人的にはそろそろ引退して頂きたいのですがねw
何だか話の収拾がつかなくなってきましたねw
とりあえず改定の1ヶ月くらい前になったら、私の予想禁止、制限カードを発表したいと思います。
が・・・、今はまだ、この環境を存分に楽しみましょうかww